CASE 実施事例

「オンライン研修の設計&
ファシリテーション」実施事例

経営コンサルティング会社様

CLIENT NEEDS お客様のニーズ

同社では、7-8年前より現場のマネージャー層が中心となって内部職員向けの研修を担う「社内講師制度」を導入している。現状、毎年50名程度の「社内講師」が在籍し、業務の特殊性・専門性が高いこともあって、階層別の研修も含め、その大半が内製化されている。

2020年春、緊急事態宣言をきっかけに、職員の在宅勤務が原則となり、社内研修もオンライン化が一気に進むことになった。

当初は、それまで対面前提だった研修コンテンツをそのままオンライン化して実施していたが、リモート環境の長期化が予想される中で、オンラインに即した研修コンテンツの見直しと、オンラインでの講師ファシリテーションスキルの習得の必要に迫られていた。

SOLUTION 弊社の提供サービス

社内講師計50名+各部門の研修担当者約10名の計60名を3回に分けて、各回4Hのオンライン研修を実施。社内講師には「企画担当」と「講師担当(研修の進行)」の2つの役割が存在したため、研修のPlanにあたる「企画・設計」とDoにあたる「進行」に関する学習要素をバランスよく配分した。また、対面研修orオンライン研修に関係なく共通する原理・原則も多いことから、まずはそれらを抑えつつ、「オンラインの場合の注意点として・・・」と補足の説明を加える組み立てとした。

【研修目的】
• オンライン研修を設計・進行する上で必要となる考え方やスキルを身につける。

【研修ゴール】
① 参加者に「意味がない」「つまらない」と言われない研修の「企画・設計」のポイントが理解できている。
② 参加者を「受け身にさせない」オンライン研修の「始め方」のポイントが理解できている。
③ 参加者に「学びと気づきを促す」オンライン研修における「ディスカッション」の進め方が理解できている。
④ 参加者の「集中力を持続させる」オンライン研修における「変化のつけ方」のヒントが得られている。

【大まかな流れ(各回4H)】
1.研修企画・設計の考え方
2.オンライン研修の進行
(1)オープニングの進め方
(2)ディスカッションの進め方
(3)進行に変化をつける進め方
3.クロージング(まとめ)

CLIENT VOICE お客様の声

  • Q1)弊社を選定くださった理由をお聞かせください。

    複数社の提案を比較した中で、2つの点でLearning Create(以下、LC)に魅力を感じました。

    1点目として、「研修企画・設計」の要素を提案に含めていたのは、LCだけでした。打ち合わせの際に「企画・設計から見直さないと、オンライン研修はうまく機能しないですよ」と提案いただき、まさにその通りだなと。弊社では、「企画担当」と「講師担当」と役割を分けていますが、どちらの役割にも必要不可欠な要素だと思いました。

    2つ目は、オンラインファシリテーションのTipsや進め方のアイデアが他社に比べてかなり豊富だったことです。実際、4月に初めてオンライン研修を実施した時に感じた「こういう時はどうしたら良いのだろう?」という状況に対し、とても明確なソリューションを示してくださり、受講生を巻き込むための手法を数多くご提示いただけました。

    あえてもう一つだけ加えると、だじゃれでしょうか(笑)弊社はいい意味で真面目な人が多いので、研修が重たい雰囲気になりがちです。せっかくやるなら楽しく学んだ方が効果は高くなると思うので、「やり方次第で研修はこんなに楽しくなりますよ!」というモデルを示してくださる期待感がありました。この点は、LCは他社とは大きく一線を画していると思います(笑)
  • Q2)実際に研修の様子をご覧になってどう感じられましたか?

    一番スゴいなと思ったのは、『オンライン研修に対する評価はどう変わりましたか?』というアンケート(研修内にZoomの投票機能を使って実施)で、「オンラインでも十分な効果が得られる」という声が多数挙がって、研修の前後で受講生の視点が180度変わったことです。

    「対面研修とオンライン研修の比較」のところで、「オンラインでは、個人考察もディスカッションも(外部の情報が遮断されるので)むしろ受講生の集中力が高まる」という解説が腹落ちしたのだと思います。また、「オンラインでは反応が見えなくてハードルが高い」と思っていたところ、受講生の反応を可視化する方法を体感して、オンラインの可能性を講師自身が見出せたのではないでしょうか?
    自らが「研修に能動的に参加すると学びが増える体験」を持てたことで、自信を持ってオンラインで研修を進めるための土台ができたのだと思います。
  • Q3)研修後の受講生の変化はいかがですか?

    具体的なところでは、研修の中でチャットやスタンプ機能などを使って、双方向に研修を進めている講師の方が増えたと感じています。私自身も春先に研修をした時に比べて、格段に進めやすさ、やりやすさを実感していて、講師スキルをアップデートすることができました。

    現状の講師体制としては、「企画担当」が作ったプログラムを「講師担当」が受け取って登壇するという流れを取っており、両者で事前のすり合わせや、終了後の振り返りを実施しています。その中で、今回の研修の学びを踏まえて、「もっとこうしたら」「こんなやり方もできるのでは?」など建設的な意見交換がされています。研修の企画・設計に関して一つの共通認識を持てた意義は大きいと思います。

    また、これは肌感覚ですが、社内の他のビジネス部門に比べ「(研修を)対面に戻せ!」という声は少ないように感じます。他部門はいまだに対面に拘っているところも多いようですが、弊部門では「工夫次第でオンラインでも十分にやれる」という実感値が一定人数の間に芽生え出し、オンライン研修でも遜色ない効果が出ていると感じています。
  • Q4)今後の研修施策の展望についてお聞かせください。

    今年はいわば、「Zoom1.0」の年だったと思います。来年以降は、今回の研修でも紹介のあったように、複数の研修手法がブレンドされた「Zoom2.0」のフェーズに入っていくのではないでしょうか。例えば、マナー研修では事前のインプットはEラーニングやオンラインで済ませ、集合研修では演習を中心に進めるなど、ハイブリッドな組み合わせが増えていくと思います。

    ハイブリッドでどう進めるか?動画学習をどのように織り交ぜるか?絞られた数少ない集合研修の機会を何に使うのか?それぞれの手法に得手不得手があるので、より研修の企画力が問われてくると考えています。

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