「教え方フィードバック」実施事例
CLIENT NEEDS お客様のニーズ
自社で独自開発して実施していた「学生向け採用セミナー」について、よりセミナーの効果性を高めるために『プログラム設計』と『ファシリテーション』の両面から改善のためのアドバイスをご希望。
<お客様のご要望>
1.学生を飽きさせることなく、興味・関心を引き出しながらセミナーを進めたい
2.セミナー予約時の意欲に関係なく、全ての参加者のモチベーションを高めたい
3.単に「楽しい」で終わらせずに、会社・仕事の理解を深めてデベロップメント(都市開発)を「自分の仕事にしたい!」という想いを持ち帰ってもらいたい
次の流れでプロジェクトを進行
1)試行:
ワークショップの内容を実演、説明いただく(3時間程度)
2)レポート作成:
「試行」を元にアドバイスレポートを作成
3)フィードバック:
上記「レポート」に基づいた具体的なフィードバック
4)フォローアップ:
セミナー本番にアテンド。改善点の実践度合いに対するレビューと追加アドバイス
SOLUTION 弊社の提供サービス
技術教育講座の新任講師(現場の中堅社員)に対し、1日間(7H)の集合研修を実施
【研修目的】
・受講者を巻き込みながら、効果的に研修を進めるための方法と考え方を身に付ける。
【研修ゴール】
・「教え上手な講師」のイメージを持てる。
・受講者を「その気にさせる」研修の導入の仕方、進め方が理解できる。
・受講者に「分かりやすく伝える」話し方のコツ、ポイントが理解できる。
・受講者を「飽きさせない」研修の進め方のヒントが得られる。
【研修の流れ】
1.オープニング
2.教え上手な講師とは?
3.参加者を巻き込む研修の始め方
4.参加者に分かりやすく伝える話し方
【実践】ロールプレイ
5.参加者を飽きさせない場の作り方
6.学びを定着させる研修の結び方
CLIENT VOICE お客様の声
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Q1)ご相談にあたって何を期待されていましたか?
今回フィードバックをお願いしたセミナーは体感型のものでしたが、元々、体感ワークそのものは、時間をかけて作ってきたこともあって内容には自信がありました。
ただ、参加した学生には単に「楽しい」と捉えられる傾向が強く、採用担当としては、本来、学生に伝えたいと思っていたことがきちんと伝わらず、学生の志望度や会社の本質理解にダイレクトにつながっていないのではないか?という疑問とモヤモヤが常にありました。
また、何度も大勢の学生の前で話をしているものの、話し方に関しても我流なので改善の余地があるのではないか?と自分たちのやり方に対して疑問を持つようになりました。
そこで「セミナーの内容(設計面)」と「話し方」の両面でアドバイスをいただくことにしました。
採用セミナーの話なので、通常であれば就職支援会社に相談する内容だとは思うのですが、兼業の研修担当として、参加者を惹きつける講師の話し方を何度も目にしており、また採用セミナーも研修と同様に参加者の色々な「気づき」を生むことが主眼である以上、共通点も多いだろうと考え、“研修のプロ”にお願いすることにしたのです。
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Q2)実際にサービスを受けてどのような成果が得られましたか?
話し手としては、これまでよりも格段に進めやすくなりました。例えば、研修冒頭の立ち上げ方一つをとっても、まずは「講師から自己開示する」ことや「参加者にとってのメリットを伝える」など、いただいたアドバイスを取り入れることで、重々しい雰囲気がなくなって、オーディエンスの食いつきとその後の理解度が以前よりも格段に良くなりました。自分の中に拠りどころができた感じで、自信と安心感を持ってセミナーを進めていけるようになりました。
設計面でも、セミナーの目的をあらためて明確にして、何を学生に伝えるべきなのかを整理した上で、それが効果的に伝わるプログラムにすることができました。結果、「楽しい」だけで終わることがなく、何かしら感じたり、考えたりするきっかけになったという趣旨の学生からのコメントが増えたと感じています。
単に話し方のテクニックや方法を教わったというのではなく「限られた時間の中でいかに話の密度を濃くするか」「分かってもらいたいことを明確に伝えるためのマインド」に気づかせてもらったように感じています。 -
Q3)今回のサービスの価値をどのように感じていますか?
いただいたレポートは何年たっても“バイブル”として活用したいと思っています。実際にアドバイスをしてもらったセミナーのみならず、色々な場面でノウハウを活用させてもらっています。
実際、その後、別のセミナーの企画でも、この時のノウハウを元に、単に楽しむだけでなく「参加者が学べる」オリジナルのテキストを作成しました。1ヶ月という短い準備期間で作ったものでしたが、後日、参加者から「自分で改めて考えるきっかけとなり、考えを整理することもできて、その後の実践の場面でも活用できた」というコメントも聞くことができました。
表面的なノウハウではなく、とても汎用性が高い知財なので、これからも色々な場面で活用できると思っています。 -
Q4.仕事の進め方についてはどのように感じられましたか?
当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、こちらの課題の本質を理解することにしっかりと時間をかけてくれたように思います。都度、目的を確認しながら進めてくださったので、アウトプットがブレないという安心感を持つことができました。
それから、本来なら指摘しづらいこともきちんと伝えてくださったこともありがたかったです。今回のような内容は、ややもするとクライアントに遠慮してしまうところもあると思うのですが、そこを役割に徹して、細かいことも含めてフィードバックしてくださったことを感謝しています。