CASE 実施事例

「講師スキルアップ研修」実施事例

大手自動車会社・技術管理部様

CLIENT NEEDS お客様のニーズ

15年ほど前から新人や若手技術社員を対象とした「技術教育講座」を開講。

背景としては、急速な海外展開などにより、開発課題ならびに生産・販売台数が急増し、職場の先輩・上司が多忙となって新人・若手技術者を指導できる時間が減少していた。

OJTの不足を補い、技術者のスキルを維持・向上するために、OFF-JTの仕組みの強化をすることで、技術力の伝承を図った。

講師は、現場から各分野の適任者を選任してもらったが、次のような課題があった。
・業務が多忙で「教える」ことへの意欲、モチベーションが薄かった
・「教えたくても教え方が分からない」という漠然とした不安があった
・多くの人が前任者の作ったテキストを読み上げるだけになっていた

SOLUTION 弊社の提供サービス

技術教育講座の新任講師(現場の中堅社員)に対し、1日間(7H)の集合研修を実施

【研修目的】
・受講者を巻き込みながら、効果的に研修を進めるための方法と考え方を身に付ける。

【研修ゴール】
・「教え上手な講師」のイメージを持てる。
・受講者を「その気にさせる」研修の導入の仕方、進め方が理解できる。
・受講者に「分かりやすく伝える」話し方のコツ、ポイントが理解できる。
・受講者を「飽きさせない」研修の進め方のヒントが得られる。

【研修の流れ】
1.オープニング
2.教え上手な講師とは?
3.参加者を巻き込む研修の始め方
4.参加者に分かりやすく伝える話し方

【実践】ロールプレイ
5.参加者を飽きさせない場の作り方
6.学びを定着させる研修の結び方

CLIENT VOICE お客様の声

  • Q1)弊社のご提供した『社内講師スキルアップ研修』にどのような価値を感じていただけましたか?

    参加者からアンケートで非常に良い結果が出ています。「モヤモヤしていた不安が払拭された」「前よりも自信を持って教えられそう」というコメントが特に多いですね。

    研修で使うテキストも、あえて空欄を多くして答えが書かれていない。つまり研修中も自然とメモをたくさん取っていて、自分の担当する講座の改善点をいっぱい持ち帰っている感じがします。

    「それなりにやれている」と思っていたけど、教える側の気持ちを理解して、実際にロールプレイをしてみたら思ったよりできていない自分の現状を客観的に把握できて、それが大きな気づきになるんだと思います。

    やはり、外部講師による客観的なフィードバックは納得感がありますね。社内の人同士だと年齢や経験が邪魔して「お前に言われたくない」とか「この人には言いづらい」となりがちです。技術者としてのプライドや自分の型もあって、素直に相手の意見を聞き入れづらいんですよね。

    その点、同じ内容を言われたとしても外部のプロ講師に言われた言葉の方が受け入れやすいと思います。
  • Q2)他社の研修と比べて、弊社のサービスのどこに魅力を感じますか?

    一緒にプログラムを作りあげてくれることが一番ありがたいですね。「こうあるべき」ではなく、「たぶんこんなことで困っているのでは?」と受講者視点の提案をしながらカスタマイズしてもらっています。

    開発機能で困っていることや、弊社の現状やニーズに合わせてプログラムを開発していただきました。弊社の場合であれば「材料力学」や「SQC」など、比較的教えるのが難しそうな実在の講義内容に合わせたケースの設定をしてもらえたので、安心感がありました。

    鈴木さんの研修の進め方にはとても親しみやすさもあります。社外の先生だけど、話し方や事例の内容がとても身近に感じられます。年齢的にもちょうど社内講師の平均年齢くらいなので、上から目線にならず親しみやすいです。

    あと、研修のプロが目の前で講師をやってくれることで、学んだ内容を実際に体験できる。「ロールモデル」として「鈴木さんのようにやれば良いのだ!」と体感できるところも大きいですね。
  • Q3)『社内講師スキルアップ研修』の受講後、社内講師の皆さんにどのような変化が起きていますか?

    例えば、それまではいきなり講義に入っていた人にイントロで工夫が見られるようになってきました。事前に社内報のコピーを用意しておいて、「社長もこんな風に言っていますよね?」と講義に関連する余談から入るといった具合です。以前はそんなことしていなかったよな?という人にも変化が出てきています。

    他にも「相手本位」「最初に話す内容のポイントを伝える」といった研修のエッセンスを、職場の小集団活動につなげ、【説明力アップ○箇条】にまとめあげ、社内の会議室に貼り出すといった成果を上げた部署もあります。

    また、研修講師としてだけでなく、部下への指示や上司への報連相など日常業務にも役立っているのは大きな付加価値と感じています。新たに着任した上司に報告事項のポイントをまとめて話し出したら、すぐに「分かった」と言ってハンコを取りに行ってくれて、簡単に決済を得られたという事例も耳にしました。

    単に講師としてのスキルアップだけでなく、日常業務で直ぐに使えるコミュニケーション手法を手に入れることができるので、「一粒で二度美味しい」っていう感じですね。今では「社内講師に選ばれると、この研修(講師スキルアップ研修)が受けられるようになる」と現場で評判が立つくらいになっています。

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